スタッフ
まずは本ツアーで我々の世話をしてくれた二人のスタッフを紹介しましょう。
左写真の女性が添乗員の斉藤千奈美さんです。背が高く、爽やかな感じの女性で、てきぱきと我々34名の大世帯をそつなくリードしてくれました。私のキャビン個室確保にも積極的に交渉してくれたり、私が不注意で軽傷を負ったとき、親身になって心配してくれ、適切な処置をしてくれました。
右写真の男性が成都から武漢まで我々を案内してくれたスルーガイドの楊新淪氏です。なかなかフレンドリーで、いつもにこやかに流暢な日本語で説明してくれました。若く見えますが、43才だそうです。
ホテル
ホテルには全部で5泊しましたが、設備、サービスともいずれも満足のいくものでした。エアコンの配備は言うに及ばず、サニタリー用の消耗品も完備、そしてすべてのホテルに使い捨てのスリッパがあり、持参したスリッパは一度も使わずじまいでした。また驚いたことに、ガウンが用意されていたところ、あるいは寝衣が置かれていたところもありました。
食事
食事は朝食はすべて欧華折衷のビュッフェ方式で、昼・夕食はすべて丸テーブルを囲むフルコースの中華料理でした。厳密には上海料理とか四川料理、湖北料理などの区別があったようですが、食に疎い私にはその区別は残念ながら分かりません。ただ質量ともいずれも申し分のないものでした。
ここで特筆すべきは、いずれのレストランでも、昼・朝食時にはテーブルごとに2〜3本のビールがサービスで付いたこと。このほか成都や重慶のレストランでは紹興酒のサービスまでありました。
おかげで、あまり量をやらない私にはそれで十分で、飲み代が助かりました。
右の写真は、荊州での昼食時、何回も快くお茶を注いでくれたウエートレスです。写真を撮らせてほしいと英語で言ってみましたが、通じず、それでも手振り身振りでこちらの意図を理解したらしく、恥じらいながらもポーズをとってくれました。まだまだ初々しさの残るチャーミングな乙女でした。
キャビン
左図が、2泊3日を過ごしたキャビンの平面図です。
ちょっと見づらいかもしれませんが、拡大していただけば、字や線などがはっきりし、見やすくなります。
原則として二人用ですが、予備の簡易ベッド用スペースがあり、3人まで泊まれるようです。
現に今回、3組のツアーの添乗員、ガイドさん達は男女3人づつ、泊まったようです。
太極拳
今回の船客には、個人客のほか、日本人のツアーが3組一緒になりましたが、そのうちの一組は太極拳の会員グループという変わり種の31人でした。たまたまその会員の中にK旅行社の添乗員がいて、その人の世話で特別にツアーを組んだということでした。
なかなか熱心な会員さん達で、航海中、数回5階のデッキで練習に励んでいました。私も一回だけ参加させていただきましたが、なかなか理にかなった動きで、身体がほぐれたような気になりました。右写真がその一場面です。殆ど女性ですが、残念ながらこの写真は拡大不可であります。悪しからず。
怪我
今回のツアー中、不覚にも怪我をしました。場所は重慶の朝天門埠頭です。「昭君号」に乗り込む前に船の写真を撮っておこうと、ベストポイントを求めて移動中、何かが顔に激しく当たり、のけぞってしまいました。自分では何がなんだか分からなかったのですが、近くにいた人が、「あっ、血が出てる!」と叫んだので、我に返り、斜めに渡してある鉄線にぶつかったのだと気がつきました。すぐ、船の医務室で手当を受け、幸いにも軽傷で済みましたが、2週間くらいは痛みが残り、傷跡も1ヶ月過ぎた時点でまだうっすらと残っています。カメラに集中していたためとはいえ、お恥ずかしい事故でした。
以上