パリの地下鉄

パリ市内には地下鉄1-14号線の14本、近郊列車RER A-E の5本が運行されています。

したがって、東京と同じようにこれらの路線を利用すれば、市内のほとんどの場所に行くことができます。そして特筆すべきはその料金制度で、均一料金になっており、1.4フラン(240)でパリの端から端まで行くことが可能なのです。

車両内部は東京のそれと比べて、幾分幅が狭いように感じられましたが、ドアは以前の手動式ではなく、自動開閉になっています。

驚くことには、カルネという11枚単位の割引切符が10.9フラン(1900)で買え、割引率は実に30%にもなります。日本の10%足らずとはえらい違いです。その上、更に驚くことは、この切符の有効期間が半永久的であることです。その間に料金が値上げされていても差額は払う必要ありません。日本の有効期間が3ヶ月というのに比し、何とおおらかなことでしよう。

今回はさすがに前回の持ち合わせはありませんでしたが、1993年にこのカルネを買い、余った分を4年後に使用したところ、切符は何の支障もなく、改札機を通ったのにはびっくりしたものです。

今回も、このカルネを買い、大いに活用したのは言うまでもありません。