バハーイー教
19世紀半ば、バハーウッラーを名乗るイラン人ミルザー・ホセイン・アリーが創設した一神教。
イスラム教シーア派から分かれたバーブ教の後継宗教で、イスラムからは異端視されている、
モーゼ、イエス、ムハンマドら世界の大宗教の創始者は彼と同様に神の顕現だと考える。人類の平和、男女平等と一夫一婦制、科学と宗教の調和などを唱える。
イランでは初期から布教を禁止され、バハーウッラーと信者はイランからイラク、トルコを経て、当時オスマン帝国の牢獄の町アッカ(今日のイスラエルの町)へと追放され、そこで一生を終えた為、今日ではイスラエル北西部のハイファに本部を持つ。
20世紀初頭に欧米への布教で増やし信者は191カ国に500万人以上いるとされ、ブリタニカ百科事典によるとキリスト教に続き世界で二番目に広大な広がりを見せている宗教である。