ガリラヤ湖
ガリラヤの海、ゲネサレの湖、キネレテの海、ティベリアの湖など、人と時代によって様々な名で呼ばれてきた伝説的なこの湖は、キリストが暴風を鎮めたり、湖の上を歩いたなどの奇跡を行った舞台として新約聖書に度々登場する。死海と違って塩分濃度はあまり高くなく、「製ペテロの魚」と呼ばれるティラピアを初め20種類余りの魚が生息している。
海面下212mで、水深54m、南北21km、東西13kmに及ぶイスラエル最大の淡水湖である。
ちなみにガリラヤのガリとは波という意味だそうで、さしずめこの湖は波の湖ということになる。当時この辺りは風が強く波が荒かったということであろうか。ちなみに現在は大変静かな湖であり、南部の乾燥地帯への水源として経済的・軍事的にも重要な湖となっている。