アグラ城
ここは、1565年に第3代皇帝アクバルによって築かれ、第4代ジャハンギール、第5代シャー・ジャハーンと3代にわたってムガール皇帝の居城となった要塞です。
赤砂岩で造られているため、「レッド・フォート」とも呼ばれているそうです。
堅固な城壁で囲まれた城内には、それぞれの皇帝の代に建てられた宮殿や会議場などの建物が並んでいます。
写真は、南側のアマル・スィング門です。二重の城壁で、壁には矢狭間の細い目が開いています。
重厚な構えながら、優美さも兼ね備えていますね。見学にはここから入りました。
タージ・マハルを建てたシャー・シャハーン帝は、晩年、謀反を起こした息子によって城内の望楼(右写真)に幽閉され、日ごと妃の墓廟を眺めて暮らしていたといわれています。
確かに彼方にタージ・マハールが見えますね。