第3日目
(10月28日)
5時35分、起床。昨夜は二日ぶりによく眠れたため、体調はよい。
朝はまだまだ肌寒いシドニーを後にし、10時36分、QF728便にてエアーズロック最寄りのコネラン空港へ向かう。
時差調整のため、時計の針を1時間半進めたところ、程なく眼下にエアーズロックとマウント・オルガスの岩山群が見えてくる。
ちなみに、この辺り一帯は、ウルル・カタ・ジュタ国立公園になっていて、世界遺産に指定されているとか。。
飛行時間3時間ほどで、コネラン空港に着陸、直ちに専用バスに乗車、10分ほどでエアーズロック・リゾートの宿泊ホテル「セイルス・イン・ザ・デザート」に到着。昼食後、各自の部屋にて小憩する。
ここエアーズロック・リゾートは、ホテルやレストランのほか、モール、銀行、郵便局、病院、ガソリンスタンドなど、滞在に必要なすべての施設が整っており、エアーズロック観光の拠点となっているところです。
エアーズロックが一枚岩なのに対し、マウント・オルガスは、大小36個からなる岩の集まりで、その大きさは周囲22km、高さ546mに及ぶとか。
ちなみに、オルガスは、土着のアボリジニの言葉ではカタ・ジュタと言い、「たくさんの頭」と言う意味だそうです。
右の写真は、展望台から眺めたマウント・オルガスのほんの一部です。ながぁーく連なっているため、とても全体はカメラに収まりきれません。
左の写真は、ウルパ山(左)とオルが山(右)の間にあるオルガ渓谷で、約1kmの散策路になっており、下車してここをミニハイクしました。
拡大していただくと、人の歩いているのがわかると思います。
それにしても照りつける太陽の下、短距離ながら、その暑かったこと!
ポイントまで往復して戻ったとき、冷たいお絞りと麦茶のサービスには救われた思いでした。
次いで、マウント・オルガスを後に、エアーズロックに向かいました。
左は、エアーズロックの麓、アボリジニの聖地とされる場所にある狩人の洞窟と呼ばれるところで、右が、その内部の岩肌に残る彼らの祖先の壁画です。 |
保存状態はあまりよくありませんが、かなり変わった雰囲気を伝える絵ですね。人、植物、エミューの足跡と思しきものがありましたが、一体これらの図柄で何を言おうとしているのでしょうか。
どうぞ、拡大してじっくりとご覧ください。
さて、この後は、明日登る予定のエアーズロックの登山口を下見し、次いでサンセット・ビューイング・ポイントに行き、日の入りを待ちました。
すでに大勢の観光客が集まっていました。
本日の日の入りは18時55分ということで、本来なら、夕日で真っ赤に染まるエアーズロックを見られるところでしたが、あいにくと雲が居座ってしまい、右のような色でしか見られなかったのは実に残念でした。
ガイドの説明によれば、日が西に傾き始めるころから、徐々に岩肌が赤へ赤へと変わっていき、そしてもう日が沈むというその瞬間にエアーズロックが燃えるように真っ赤に染まり、日が沈むと急にその色はうせ、闇の中にその姿を隠していくとのこと。
この後、国立公園内のピクニックエリアに移動し、屋外にセットされたテーブルを囲んで、虫の声など自然の音しか聞こえない中でバーベキューの夕食を楽しみ、20時15分ホテルに戻り、本日の日程を終えました。