第1日目
( 9月30日)
成田→イスタンブール→トラブゾン
11時25分、成田空港第2ターミナルA93カウンター前に集合、参加者14名の初顔合わせ。男性は4名のみと、久方に女性優位のメンバー構成である。
まずは添乗員のT・Kさんから自己紹介の後、搭乗券を渡され、渡航説明を受ける。座席は29のEで、残念ながら、通路側席ではない。
スーツケースを預けた後、同じく通路側を希望する女性がいたので、添乗員が窓口に掛け合ってくれたが、不可との事で、諦めて、出国手続きへと進む。
時計や財布、ベルトまではずして手荷物・身体チェックに臨んだが、それでも警報音がなった。なぜだろう。
次いで、出国審査。何と窓口が6箇所もあるのに、いずれも長蛇の列!なぜ、今日はこんなにも多いのだろうか。
12時32分、やっと通過し、シャトル・トレインに乗って、トルコ航空の搭乗口であるD98のゲートに着き、12時45分、座席に座ってようやくコンビニで買ってきた弁当にありつくことができた。
12時57分、TK51便に搭乗。入口で機内用のスリッパをくれた。有り難い。
さて、一旦は搭乗券に指定された29E席に座るも、後方が空いていたので、そちらの通路側を選んで移動する。しかし、結局は搭乗締め切り時刻前には人が来て埋まってしまったので、すごすごと自席に戻る。だが、添乗員のT・Kさんが私のためにすぐ斜め前の空席を確保してくれていたので、再び移動し、以後、ゆったりと過ごすことができたのはラッキーであった。
12時52分、離陸。一路、トルコのイスタンブールを目指し、ながぁーい空の旅が始まった。
フライト中、2度の食事と映画の上映があったが、機中とあって、食事は半分程度にとどめ、もっぱら読書と居眠りで時間をつぶした。
それにしても、通路を挟んで左側の数列を占めていたトルコ人のマナーが悪いこと。始終、立ち話をしているため通路が狭められるので、人が通るたびに左腕にぶつかり、煩わしいことこの上なかった。
16時30分、トルコ時間に合わせ、時計を10時30分にする。トルコと日本の時差は7時間であるが、まだトルコはサマータイム中なので、6時間遅れとなる。
20時07分、やつとイスタンブールのアタチュルク国際空港に着陸する。空港ターミナルは、12年前に来たときに比べ、かなり近代的で立派な建物になっている。
人数確認後、長いコンコースを歩き、入国審査を受ける。比較的スムーズに終わり、両替後、またまた長いコンコースを動く歩道などを使って8分ほど歩き、国内線ターミナルに移動する。
ここで添乗員が搭乗券の手続きの間、1時間ほどフリータイム。周囲には小さな売店や郵便局、カフェなどが立ち並んでいたが、もっぱら待ち合い席で、同行諸氏と談笑して過ごす。
やがて搭乗券を渡され、22時35分、セキュリティ検査を受け、103ゲートへ向かう。
眠くて眠くて口を利くのも億劫なくらいだったが、20分後、ようやく搭乗が始まり、飛行機まではバスで移動し、28D席に座を占める。幸い今度は最初から通路側の席である。機内は新しいせいか、とても綺麗であったし、空席もあり、ゆったりとした印象であった。驚いたことには、乗務員は殆どが男性で、女性は年配の人が一人いるのみであった。
0時04分、我々の乗るTK554便は、30分ほど予定より遅れ、一路トラブゾンに向けて離陸。途中、サラダ or ビスケットの軽食のサーブもあったが、こちらは眠くて食べるどころではなかった。
1時23分、トラブゾン空港に着陸。機内預けの荷物がなかなか出てこず、イライラさせられたが、何とか無事に人数分の15個が出揃ったところで移動し、スルーガイドのツーレイさんらに迎えられ、専用バスに乗車、1時59分、トラブゾン近郊の町マチカに向け出発した。
真夜中とあって、車窓からは何も見えなかったが、トラブゾンは黒海に面した町で、古くから交易の中継地として栄えてきたところとか。
2時31分、ようやく今夜の宿舎であるのスメラ・ホテルに到着、ややあって鍵を受け取り、521号室に入ったのは2時55分。それからスーツケースが届くのを待ち、シャワーを浴びた後、荷物の整理などし、ベッドに入った時は既に午前4時をまわっていた。
かくて、初日の長い一日が終わった次第である。
(本日の歩数 8825)