アイギス・トルテス国立公園
セウ・デ・ウルヘルを後にバスで行くこと30分、エスポトという村に着きました。
ここは、標高1800mの地点にある人口わずか250の小さな村ですが、これから行くアイギス・トルテス国立公園の東側の拠点になっているようです。
「IUQUIM」という小さなレストランで昼食後、これからは山道となるため、5〜6人ずつジープに分乗し、一路、目的地に向かいました。
文字通りがたがたの山道で、土埃を撒き散らしつつ進むこと30分、たまたま先頭車でラッキーでした。2号車以降は、土埃の被害をまともに受けて大変だったようです。
更に徒歩にて進むこと10分、展望台のある場所に到着、サン・マウリン湖を中心に1時間あまり、美しい景観を満喫しました。
ここは、標高1900m、ピレネーの山々の澄んだ空気の中、我々のグループ以外はほとんど誰もいないという静けさで、国立公園というより秘境とも言い得る場所のように思えたほどです。
ちなみに、ほとんどのスペインに関するガイドブツクに、未だにここのことは載っていません。
ガイドの話によると、この国立公園の広さは15,000ヘクタールで、周囲の保護地帯も含めると、実に40,000ヘクタールにも及ぶ広大なもので、水と森と岩の織り成す壮大な自然美で名高いところとか。
どうぞここをクリックされ、その絶景の数々を連続写真でお楽しみください。
この後、もと来た道を戻り、レストラン前でツアーバスに乗り換え、ホテイグア峠(2072m)を越えて、北に向かい行くこと約100分、今夜の宿泊地ビエリャに到着しました。