エピローグ
馴染みの添乗員に声を掛けられたのがきっかけで、急に決まった今回の旅行でしたが、それなりに楽しめました。
一国を周遊するのとは違って、タイ北部という限定した地域に絞っているため、1週間と短い期間でしたが、北方の山岳地帯や、国境を越えてミャンマーやラオスの一部まで足を踏み入れることができ、変化に富んだ充実した日程であったといえましょう。
タイに入国したのは今回で5回目ですが、首都のバンコクを素通りしたのは今回が初めてで、おかげでバンコク名物の交通渋滞を経験しないで済みましたが、益々発展するバンコクの様子を見られなかったのはちょっぴり残念ではありました。
人数が10名と少ないのも最高でした。少なければ少ないほど打ち解け合えますし、また集合や移動などの行動も迅速にでき、無駄がありません。バスも空席のほうが多いので、好きなところに座れました。
帰国後、添乗員のYさんの音頭で、写真交換会があり、メンバーの方々と再会できたのも、今では楽しい思い出となっております。
ちなみに右の写真は、セミプロの写真家Yさんから提供を受けたものです。
( やや鮮明さに欠けますが、これはフィルム写真をスキャンしたためで、原画は決してピンボケ写真ではありません。)
これまでは、海外に行くなら、10日以上の日程でないと行った気はしなかったものですが、やはり年齢的な衰えからか、1週間がそんなに短くは感じませんでした。私の海外めぐりも、そろそろ終わりに近づいているからかもしれません。
さて、今回、この「タイ北部編」をまとめるのに、何と7ヶ月近くも費やしてしまいました。以前でしたら、15日間の旅行でも2ヶ月程度で仕上げていたのですが------ともあれ、これで、ようやく次の「イスラエル編」に着手することができます。
今回もまた、この貧弱な内容の旅日記に最後までお付き合い下さり、誠に有難うございました。
平成18年8月4日
野口 敏夫