2日目

(4月9日)

 

イスタンブール → アンカラ

 

8時15分、ホテルを出発、30分ほどで国内線ターミナルに到着。昨日到着した国際線ターミナルとは2kmほど離れているらしい。

10時25分、トルコ航空国内便(TK-0116)にて同空港を離陸、45分のフライトでアンカラのエセンボーア空港に着き、手荷物が出てくるのを待って、専用バスに乗り込み、直ちにアンカラ市内の観光に出発した。

 

野菜市場

広大な田園風景を左右の窓越しに見ながら、南へ進むこと15分、時間に余裕があったためか、アンカラ郊外の、とある野菜市場で途中下車。トルコの土を踏んで初めての観光となった。

ここは、住宅街のはずれにある広場を利用した青空市場で、週1回、イスラムの休日にあたる金曜日に開かれるとか。あらゆる種類の新鮮な野菜が所狭しと並べられていたが、まだ昼時とあってか、買物客の姿はまばらであった。

 

アタチュルク廟

市内のレストランで昼食をとった後、向かった先はアタチュルク廟。

ここは、トルコ建国の父、ムスタファ・ケマル・アタチュルクを葬るために、194453年にかけて造られた霊廟である。アタチュルクは今なおトルコ国民に愛され、訪れる人が絶えないという.

我々が訪れた時も、女子高校生のグループや、先生に引率された小学校低学年の生徒たちの姿も見られた。

早速、女子高校生に頼み込み、一緒にカメラに納まった次第。ごめんなさい。

またこの場所は、全アンカラを見渡せる小高い丘の上にあるため、とても眺めがよかった。

 

アナトリア考古学博物館

次に訪れたところは、アナトリア考古学博物館。

ここは、もともと隊商宿として建てられ、15世紀に貴金属市場となったものを博物館に改造したユニークな建物であるが、ヒッタイト時代の遺物を中心にアナトリアからの出土品を年代順に見学できる仕組みになっている。

展示物は貴重な出土品ばかりで、実に見応えがあり、トルコが世界に誇る美術館というのも頷ける。

ただ、展示物の説明が、すべてトルコ語で書かれており、英語の標記すら一切ないのは、ちと理解に苦しむところだが、いかがなものであろうか。

 

以下、ここでは4点の作品を写真でご紹介したい。

女神小像。焼成粘土。24cmhBC6000年代。

儀式用壷。焼成粘土。
28cmhBC3000年代。

儀式用壷。焼成粘土。
15.5cmhBC1800年代。

翼持ち鬼神。象牙。

12.4cmBC700年代。

上に見るように、BC6000年代といえば、日本ではまだ有史以前のこと。そのような時代にこのような高度な文明がこの地で既に育っていたかと思うと、驚くほかない、と思うのは私だけであろうか。

なお、これらの写真はクリックすれば拡大できます。)

 

以上でアンカラ市内の観光を終え、1715分、新市街のデデマン・ホテルに入り、小憩後、ホテル内レストランにて夕食、本日の日程を終えた。

 

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