第6日目(1)
(1月17日)
. ルクソール東岸遺跡
午前中、まずは昨夜ショーを鑑賞したカルナク神殿へ。
この神殿は、第13王朝以降、ギリシア・ローマ時代に至る2000年間にわたるアメン信仰の歴史をもち、北からメンチェ神殿、アメン大神殿、ムト神殿などがあり、全体をカルナク神殿と称している由。
中央部にあるアメン大神殿は実に30ヘクタールの敷地を持ち、エジプト最大規模の遺跡で、特にその大きさに圧倒されるのが大列柱室である。
そこは入り口からスフィンクス参道、第1、第2塔門を経て奥に行ったところにあり、高さ23m、15mの2種の巨柱が134本も並ぶ様はまさに圧巻であった。
実際、この大列柱室に入ると、まるで巨石の林に迷い込んだような錯覚にとらわれたものだ。
次にアメン大神殿の付属神殿で、スフィンクス参道で結ばれているルクソール神殿を訪れる。
正面の第1塔門前の左にオベリスクが1本立っているのがお分かりだろうか。
かつては2本のオベリスクがあったが、右のものは1819年にムハンマド・アリによりフランスに寄贈され、現在パリのコンコルド広場に置かれているとのこと。
なお、一対の座像(1体はオベリスクの後ろ)と1対の立像はラムセス2世像である。
塔門を入ると、ラムセス2世の中庭、列柱廊、アメンホテプ3世の中庭へと続いていたが、すでにアモン大神殿を観光後では、いまひとつ迫力にかけるのは否めなかった。
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