第8日目(1)
(1月19日)
メンフィス
いよいよ観光最終日。まずは午前中、カイロ近郊のメンフィスにある遺跡に向かう。
ここは、エジプトがナルメル王の下に統一され、第1王朝が成立したとき、初めて都が築かれた地であるが、今ではほとんどが崩壊し、わずかにブタハ神殿址が残るのみである。
左の写真は、お馴染みのラムセス2世像で、神殿跡の建物内に横たわっている。
石灰岩でできた約15mの巨像で、足の一部や肩などに破損が見られるが、シェンジェドと呼ばれる腰布をつけた美しい立像である。
右はアラバスター製の高さ4.25m、全長8mのスフィンクスで、第18王朝のアメンヘテプ2世のものらしい。
サッカラ
次に向かったのはサッカラで、ここは古王国第3王朝時代から墓地として王や貴族の墓か営まれた所。
古王国時代の遺跡の宝庫といわれている。
左の階段式ピラミッドは、古王国第3王朝時代のジョセル王の宰相イムヘテプの設計による世界最古の石造建築物だそうで、これを中心とするピラミッド・コンプレックスや、その南北両方に広がるマスタバ墳群など、多くの遺跡が散在していた。
右は、マスタバ墳群のうちのひとつ、メレルカという貴族の墓所である。
(続いて次ページの第8日目(2)をご覧ください)