バンベルク
今日はツアー8日目で、ちょうど中日です。午前中、バンベルク市内を観光しました。
バンベルクは、ドイツ屈指の古都の美しさに輝く、静かな小都市です。
マイン河の支流レグニッツ川が町を横切っていますが、この流れに沿う家並みには、イタリアのヴェネチアを思わせる旅情が漂っています。
10世紀以来の古い町で、幸いにも第2次世界大戦ではひどい破壊を免れたため、旧市街では、いたるところで赤い瓦屋根の美しさが忘れがたい印象を与えてくれます。
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大聖堂
観光の中心はます、市の南、レグニッツ川の左岸の高台、ドーム広場にそそり立つ大聖堂で、4本のロマネスク風尖塔が印象的です。左上写真でも川越しにその尖塔が見えますね。
1012年の創建ですが、現在の形を成したのは、ロマネスクとゴシックの変遷期にあたる1237年ということです。
堂内には貴重な美術品が多く飾られていましたが、中でもバンベルクの騎士の像は、当時の理想の騎士の姿を描いた彫刻で、ドイツ中世美術の傑作のひとつに数えられているとか。
なお、右の騎士像の写真は、クリックすれば拡大できます。
旧市庁舎
旧市庁舎はレグニッツ川の小さな中洲に立ち、橋で両岸と結ばれた風変わりな建物です。
北側のフレスコ画で装飾された中心部と、南側川面に突き出た半木造木骨組みの部分とのバランスが実にユニークです。
残念ながら、内部は見学させてもらえませんでした。