パンプローナ
7日目の朝、8時30分にホテルを出発し、パンプローナの町を徒歩観光しました。
パンプローナの町は、BC75年にローマ人によって建国され、905年にナバーラ王国の首都となって発展し、11世紀以降はサンチャゴ巡礼の要として繁栄を遂げてきました。現在では、サン・フェルミン祭(牛追い祭り)が行われる町として、有名です。たとえこの祭りの名前を知らなくても、牛と若者の群れが街を駆け抜けるあの祭りといえば、「ああ、あれ」ときっと思い当たることでしょう。興奮とスリルが渦巻く「牛追い」は、毎年7月7日から14日まで毎朝行われますが、この祭りの熱狂ぶりは、ヘミングウェイの「日はまた昇る」にも克明に描き出されています。かように、バンブローナの町イコール牛追いの町として記憶されている方も多いことでしょう。
なお、ここパンプローナは、あの名曲「チゴイネルワイゼン」を残したサラサーテ(1844〜1908)の出生の地でもあります。
以下、写真を参照しつつ、主な観光スポットをご紹介しましょう。
カスティージョ広場。 市民に愛される多目的広場で、ヘミングウェイの泊まったホテルや「日はまた昇る」のバーもある。 |
牛追いの彫像。 牛追いの町を象徴し、このような彫像が町のそこかしこで見られ、その熱狂ぶりが窺われる。 |
闘牛場。 道路を突っ走ってきた牛が最後に入ってくる所。 入口近くにヘミングウェイの碑がある。 |
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HOTEL LA PERLA |
BAR IRUDA |
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ヘミングウェイの碑 |
大聖堂(カテドラル)
14〜15世紀のゴシック式カテドラルですが、それにしては正面ファサードが新しすぎますね。そう、この部分は18世紀のものとか。なお、創建は11世紀でロマネスク様式だった由。
中に入ると、カテドラル特有のあの身の引き締まるような厳かな雰囲気が感じられ、素朴で神々しい祭壇のほか、創建当時の柱頭が数点、その名残として横に置かれているのが印象的でした。
11時05分、パンプローナを後に、次の目的地サン・セバスチャンに向かいました。