2日目

6月26日)

 

(ワルシャワ→マルボルク→グダニスク

 

朝食後、8時01分、ツアーバスにてホテルを出発、北に向かう。気温は13℃、曇りでした。

 ガイドのノヴァック氏の説明によると、ポーランドの人口は3800万人で、そのうち180万人が首都のワルシャワに住むとのことですから、首都集中率は日本に比し低いようです。しかしそのうち25万人が大学生だそうですから、これはまさに大学の町といって差し支えないでしょう。公園が多く緑の町とも呼ばれるそうです。

 

出発して30分、もう広々とした平原に出ました。国土の70%はこうした平原だとの話ですが、なるほどまわり360度山らしきものはありません。まさにポーランドは平原の国であります。

程なくポーランド最長の川であるヴィスワ川(1170m)を渡るころには天気も回復、日がさしてきました。

 

2度ほどのトイレストップの後、12時40分ころマルボルクに到着。

直ちに城の中の一部を改造したレストランにて昼食後、ローカルガイドのクリスティーナさんの案内で、マルボルク城を観光しました。

 

この城は1276年の創建で、その後300年かけて増築されてきたとか。1309年にドイツ騎士団の拠点となるも、1410年にポーランド・リトアニア連合軍との戦いに敗れたため、以後はポーランド王室の所有となった由。その後19世紀に荒廃した城の修復工事が行われたが、第2次世界大戦で再び破壊され、したがって現在の姿は1945年以後に再建されたものだそうです。

レンガ造りの城としてはヨーロッパ最大の建物で、1997年に世界文化遺産に登録されたとのこと。

現在は博物館になっていて、銃・剣・鎧・陶磁器・人骨・土器などを展示、2kgもある琥珀の塊や煌びやかな琥珀細工などが目を引きました。

そのほか、リフトシステムで料理を運んだキッチン、音響効果抜群の会議室、落としたものが自然に川に流れ伝染病などを防いだトイレの塔、天井が14世紀のフレスコ画で飾られている騎士団長の館など、見所に富んだ見学でした。

ちなみに、マルボルクとはマリア様の城という意味で、城内にはもちろん聖母マリア教会がありましたが、ここが一番戦争の被害が大きかったところだそうです。

 

マルボルク城観光後は、さらに1時間あまり北西に向かってバスを走らせ、17時35分、グダニスク市内のホテルに到着、小憩後、ホテル内レストランにて夕食をとり、本日の日程を終えました。

 

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