ポーランド周遊
(2003.6.25〜7.6)
プロローグ
海外旅行も数を重ねて今回で50回目。どこにしようかと迷いましたが、中世以来幾多の戦禍をくぐり抜けてきた歴史をもつポーランドにしました。
ポーランドは左図でお分かりのように、ロシア、リトアニア、ベラルーシ、ウクライナ、スロヴァキア、チェコ、ドイツといった7カ国と国境を接し、北はバルト海に面し、チェコとスロヴァキアとの国境沿いに山脈が連なっているほかは、緑あふれる大平原に無数の川が走る湖沼の多い地形で、国土面積は日本のほぼ80%だそうです。
そもそも国名のポーには「平原、畑」という意味があり、山が多く海に囲まれた日本とは正反対ですね。
なお、ポーランドは現ローマ法王ヨハネ・パウロ2世の祖国でもあり、信心深いカトリック大国でもあるようです。
周遊ルートは右図のようにワルシャワから逆時計まわりに北端から南端まで一周し、再びワルシャワに戻るというコースで、実に走行距離2000キロに及ぶバスの旅でした。
どこまでも続く大平原、見事に復興したワルシャワ、中世の香りを残すクラクフ、港町のグダンスク、高原保養地のザコパネなど魅力的な町のほか、強烈な負の遺産アウシュヴィッツ強制収容所跡など、見どころに富んだ日々でした。
今回の旅行会社は、これまで私が最も多く利用してきたE社で、参加人員も20名と少なめで、おかげでゆったりと12日間の旅を楽しむことができました。
なお、ポーランドの概況については、こちらをクリックしてください。
次ページ以降、枠のある写真はクリックすれば拡大できますので、適宜ご利用ください。
以下が旅程の概要です。
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日程 |
訪問都市 |
日 程 内 容 |
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1 |
東京 |
■ 午後、空路、ロンドン乗り継ぎポーランドの首都ワルシャワへ |
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2 |
ワルシャワ (マルボルク城) グダニスク (泊) |
朝食後、ポーランド文化の中心地グダニスクへ 途中、ドイツ騎士団の拠点となったヨーロッパを代表するゴシック様式の巨大な城塞マルボルク城へ |
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3 |
グダニスク トルン (泊) |
午前、市民の努力により蘇った街、グダニスク市内観光 ( ドゥウーギ広場、旧市庁舎、ネプチューンの噴水、聖マリア教会、ヨーロッパ屈指と謳われるパイプオルガンで有名なオリーバ大聖堂など ) その後、地動説で有名なコペルニクス生誕の地、トルンへ 着後、トルン市内観光 (
コペルニクス像、旧市庁舎、聖マリア教会など ) |
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4 |
トルン |
■ ■ 朝食後、戦前はドイツ領であったシレジア地方の中心地ヴロツワフへ 市庁舎、教区教会、大聖堂などを観光 |
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5 |
ヴロツワフ ザコパネ (泊) |
■ 朝食後、ヴロツワフ市内観光 ( ゴシック様式の市庁舎が建つ旧市場広場、カテドラルなど ) パネへ |
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6 |
ザコパネ (ヴェリチカ岩塩坑) クラコフ (泊) |
■ 午前、ケーブルカーにて、ザコパネの街を見下ろすグバロフカ山、聖家族教会、聖マリア教会などを観光 午後、奇跡的に戦災を免れ、長い間ポーランド王国の首都であったクラコフへ
途中、坑内の岩塩の壁にレリーフを彫り、更には彫像や祭壇が残るヴェリチカ岩塩坑を観光 |
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7 |
クラコフ滞在 |
午前、戦争の悲惨さを今に伝えるユダヤ人強制収容所跡、アウシュビッツとピルケナウを見学 午後、クラコフ市内観光
( ヨーロッパ最大の広さを誇る中央広場、悲劇のラッパ吹きの物語で有名な聖マリア教会、またコペルニクスも学んだヤギェウオ大学、映画「シンドラのリスト」の撮影が行われたユダヤ人地区など ) |
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8 |
クラコフ滞在 |
■ 午前、ヴィスワ河畔の丘の頂上にその華麗な姿を留めるヴァベル城、チャルトリスキ美術館を観光 ■ 午後、自由行動 (日本美術センタ「マンガ」、旧市街散策、旧市庁舎など) |
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9 |
クラコフ (チェンスト・ホーバ)
ワルシャワ (泊) |
朝食後、首都ワルシャワへ 途中、チェンスト・ホーバにて奇跡を起こす聖なる力を持つと伝えられる絵、”ブラック・マドンナ”のあるヤスナ・グラ僧院を観光 ■ 夜、ショパンのピアノコンサート鑑賞 |
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10 |
ワルシャワ滞在 |
午前、ワルシャワ郊外にある小さな村、ショパンの生家があるジェラゾバ・ボーラを観光 午後、ワルシャワ市内観光 ( 第2次大戦の傷跡から見事に復元され、中世そのままの姿を留める珠玉の旧市街、ポーランド王朝の栄華を伝えるヴィラヌフ宮殿、国民的作曲家ショパンがそよぐ風からインスピレーションを得ている像で有名なワジェンキ公園、ショパンのハートが安置されているといわれる聖十字架教会など ) |
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11 |
ワルシャワ (機中泊) |
■ 午前、空路、ロンドン経由、帰国の途へ |
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12 |
東京 |
■ 午後、成田空港到着。通関後、家路へ。 |