第4日目
(キャメロン・ハイランド →
ブキット・メラ →
ペナン島)
6月16日、5時30分起床。本日の移動に備え、予め荷物の整理、パッキングの後、朝食へ。
窓際の席でゆったりブュッフェの食事を楽しんだ後、まだ時間があったので、外へ出て構内を散策する
ここは、キャメロン・ハイランドの海抜1500mの緑濃く茂る熱帯雨林に囲まれるようにして佇むチューダー建築様式のリゾート・ホテルで、古き良き日のイギリスの郊外の優雅な趣を漂わせている。日本の冬の時期には、寒さを逃れ穏やかな気候を求めてやってくる日本からの長期滞在者が多く利用するとか。
8時35分、出発。まずはキャメロン・ハイランドの観光に向かう。
キャメロン・ハイランドの観光の模様はこちらをどうぞ
次いで、10時42分、キャメロン・ハイランドを後に、バスは来た時とは逆に北西方向に丘を下り、その間、ガイドのトニー君から、珍しいミニふかし芋やら魚のすり身煎餅などの差し入れを受けつつ、走ること1時間30分、山道を麓まで降ると間もなく、バスはペラ州の州都であるイポーの町に入った。
トニー君の話によると、ここは福岡市の姉妹都市であるとか。イポーは美人の多い町として知られているそうな。じゃあ、福岡は?
やがてバスは小高い丘の上に建つ、その名も「Hillcity Hotel」前に止まり、同ホテル2階のレストランにて昼食となる。朝食以外の初めてのホテルでの食事とあって期待したが、何のことはないビュッフェ方式のマレー料理であった。しかも、ここは本来のレストランではなく、コーヒー・ハウスである。大した料理はなかったし、これでは朝食と変わらない。ま、安いツアーなので仕方ないか。
昼食を終え、13時15分再びバスに乗り込み出発。高速道路を更に北上し、次の目的地 ブキット・メラへと向かう。道路の両側はここでも一面パーム椰子が生茂っている。
途中、渋滞になったのでどうしたのかと思ったら、車が側溝に嵌ったためと判明。日本のようにガードレールが整備されていないため、特に雨上がりなど磨り減ったタイヤを使用している車に、こういう事故はよくあるらしい。ちなみにマレーシアでは、日本のような車検制度はないとのこと。
14時50分、ブキット・メラ・レイクタウンの駐車場に到着。
ブキット・メラの観光の模様はこちらをどうぞ
さて、ブキット・メラでのオランウータンとの面会(?)を終え、16時25分出発、バスは更に北上し走ること、約30分で、ペナン島への玄関口であるバターワースの町に到着する。ここはまだマレー半島の本土側だが、ペナン州に属している由。
トールゲートを通過し、17時20分、いよいよペナン・ブリッジに差しかかる。
これは、1988年に完成したペナン島とバターワースを結ぶ全長約13.5kmにも及ぶ大橋で、橋の中央はつり橋になっており、美しい海と海岸線、そしてそこを行き交うフェリーなどマレーシアらしい景色が広がり、通行中、車窓からの眺めもまた格別であった。また車両の種類によって通行料が違うとのこと。当たり前か?
17時30分、ようやく長い橋を渡りきり、ペナン島に入り、そのまま真っ直ぐ北岸の道を西方に向かう。。この島にはトニー君の実家があるとか。
街路樹が多く、何となく華やいだ雰囲気が感じられるな、と思っていたら、急に渋滞となる。案の定、ここでも側溝に落ちた車があった。
左手に女子中学校の校舎が見える。すかさず、トニー君、この学校は女生徒の髪の形を統一している、と教えてくれる。詳しいはずだ。自分の育ったところだから。
やがてバスは、シーサイドにある「東方海鮮舫有限公司」という中華レストランに到着。看板に「SERVE NO PORK」とある。ということは、この島ではイスラム教徒が多いということか。それとも海の幸のみを強調してのことであろうか。
店内に入り、いつもの8人でテーブルを囲み、海鮮料理の夕食となったが、ここは海に面して見晴らしもよく、入口が小ぶりな割には大きな店なので、誕生祝いや結婚祝いなどの宴会によく利用されるらしい。
ここでも食材の魚介類が入口を入ったところに展示されていたが、これは中華海鮮店ではお決まりのようで、神経質な人はこれらを見ただけで食欲をなくすのではないかと心配になってくる。正直、カブトガニがひっくり返った姿を見るのはあまり気持ちよいものではない。
夕食を終え、更に走ること10分余、19時25分、島の北東、タンジュン・ブンガ地区に位置するホテル「PARADAISE SANDY BEACH
RESORT」に到着した。
911号室を割り当てられ、入ってみると驚いた。コツトンのシーツの主寝室のほかに、簡易キッチン付きのダイニングルームまであり、それぞれに
木製の家具が配備されており、どうやらここは長期滞在者用の部屋らしい。調べてみたら、この部屋はデラックススイートで、なんと合計70uもあるとのこと。オーシャンビューのバルコニーからは直下にプライベートビーチも見られた。
難点は苦手なダブルベッドだったこと。よほどツインに替えてもらおうかと思ったが、そのための手数や時間のロスを考えると、連泊ならまだしも、たった1泊だからと我慢することとした。
なお、この夜は、ナイトマーケット見学というオプションもあったが、疲れていたし、マーケット自体にあまり興味がないので、パスし、明日に備え、英気を養うことにした。(結局、参加者は7名だった由)