ビエリャ
ビエリャに戻り、一旦ホテルに入って寸憩後、再び市内観光に出発しました。
ビエリャは標高971m、ピレネーの主脈を越える2本の道路が交わり、またフランスとの国境にも近く、交通の要となっているアランの谷の中心的小都市です。とは言っても、ご覧のようにのどかな町です。
この町でまず目を引くのは小教区教会の八角形の鐘楼です。13世紀にできた正面入口の上部のアーチには彫刻があります。いかにも荒削りで、重厚なタッチを感じさせますね。
内部の礼拝堂には、祭壇の脇にミグ・アランのキリストの胸像があります。12世紀のキリスト降架像のただひとつ残った部分で、ちょっと見にはグロテスクな感じですが、きめ細かに仕上げられた髪や髭に覆われた面長で美しい顔をしています。
教会見学後は、町なかを30分ほど散策し、17時近くにホテルに帰着し5日目の観光日程を終えました。