イラン周遊
(2004.
3/29〜4/12)
プロローグ
海外旅行も回を重ねて今回で52回目。今回は5000年の歴史をもち、かつてはカルタゴと地中海を挟んで壮絶なポエニ戦争を戦った旧ペルシアのイランにしました。
イランは、かねてより行きたいと思っていた国で、実は一昨年の春に一旦行くことに決め、ガイドブックを買い、旅行社に申し込みまでしたのですが、急遽、左足首にできた腫瘍の切除手術のため、入院を余儀なくされて断念した経緯があり、今回はそのリベンジといったところでした。
馴染みのE旅行社では、イランのツアーは8日間、12日間、15日間の3つのコースがありました。
15日間ともなると、7年前のフランス一周以来のこととなるので、果たして一病をもつ身であるだけに体力的に大丈夫か、やや不安はありましたが、折角行くからにはできるだけ多くのところを見たいので、思い切って15日間にしました。
乾いた大地に青い空、そびえ立つ遺跡に刻まれた夢の跡。この国が、歴史に名を轟かせたのは実に紀元前6世紀、日本がまだ産声をあげたばかりの頃でした。
周遊ルートは右図の通りです。
なお、イランの概要につきましては、ページ末右端の「イランの概要」をクリックしてご覧ください。
下表が旅程の概要です。
順番にご覧になる方は、ページ末の「次ページへ」を、日程を選んでご覧になりたい方は、表右欄の各「詳細」をクリックしてください。
日程 |
訪問都市 |
日程内容 |
リンク |
1 |
東京 |
■午後、イラン航空にて、ソウルに寄港し、イランの首都テヘランへ。 |
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2 |
テヘラン (バンダルアンザリ泊) |
■朝食後、テヘラン市内観光。サーダバード宮殿、イラン考古学博物館など。 ■途中、海抜1,050mの山の急斜面に段々畑のような家が立ち並び、独特な風景のマースーレー村を観光。 |
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3 |
バンダルアンザリ (タブリーズ泊) |
■午前、豊かな自然を満喫できるアンザリ潟をボートにて遊覧。 |
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4 |
タブリーズ オルーミーイェ湖 |
■朝食後、タブリーズ市内観光。アゼルバイジャン博物館、ブルーモスクなど。 ■午後、奇岩が林立する風景が見事なキャンドバン村を訪れ、マラゲーに向かう。 ■途中、イラン最大の塩湖オルーミーイェ湖を観光。 |
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5 |
マラゲー タフテ・ソレイマン (ハマダン泊) |
■朝食後、紀元前3,000年に遡る歴史を有し、紀元前600年頃、メディナの首都エクバタナとして栄えたハマダンへ。 |
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6 |
ハマダン滞在 |
■朝食後、ハマダン郊外にあるパルティア時代の遺跡が残るカンガヴァール、ササン朝時代の浮き彫りが残るターゲ・ボスタンを観光。 ■午後、ハマダンに戻り市内観光。石のライオン像、バザールや金曜日のモスクなど。 |
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7 |
ハマダン |
■朝食後、テヘランへ向かう。途中、第8代イマームの妹ファティマの廟があるイスラム教シーア派の聖地コムに立ち寄り。 |
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8 |
マシャド (テヘラン泊) |
■朝食後、マシャド市内観光。金箔のドームと尖塔が美しいイマーム・レザー霊廟、バザールなど。 |
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9 |
テヘラン シラーズ (シラーズ泊) |
■朝食後、空路、シラーズへ。 |
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10 |
シラーズ滞在 |
■朝食後、終日シラーズ近郊の古代遺跡観光。 |
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11 |
シラーズ
(ヤズド泊) |
■朝食後、今なおゾロアスター教を守り続けているヤズドへ向かう。 ■ヤズド到着後、ゾロアズター教拝火神殿を観光。 |
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12 |
ヤズド
(イスファハン泊) |
■朝食後、ヤズド市内観光。鳥葬の為に使われた「沈黙の塔」、金曜日のモスクなど。 |
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13 |
イスファハン滞在 |
■朝食後、イスファハン市内観光。四十柱宮殿、アッバース1世が造ったイマーム広場、イマーム・モスク、シャイフ・ロトフォラー・モスクを見学後、カイザリエバザールへ。 ■午後、33アーチ橋、ベツレヘム教会、アリカプ宮殿などを観光。。 ■夜、イマーム広場の夜景鑑賞へ。 |
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14 |
イスファハン (機中泊) |
■朝、空路、テヘランへ戻る。 ■着後、ホメイニの死後、45日間の突貫工事で完成したレイ郊外のホメイニ廟へ。 ■午後、テヘラン市内パノラマ観光後、ペルシア建国2500年の記念塔アーザーディー・タワーを観光。 |
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15 |
東京 |
■昼、成田空港到着。通関後、解散。
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