ラオス周遊
(2003.11/1〜11)
プロローグ
海外旅行も回を重ねて今回で51回目。どこにしようかと迷いましたが、2000年のミャンマー以来、東南アジアへ行っていないこと、およびインドシナ半島で唯一ラオスが残っていたため、ラオスに決め、私のメイン旅行社であるE社の11日間のツアーに参加しました。
ラオスは左図でお分かりのように、北部をミャンマー、中国と、東部をベトナムと、南部をカンボジアと、そして西部は大河メコン川をはさんでタイと国境を接し、北緯14度から22.5度、東経100度から107度と、南北1000 kmに及ぶ帯状の東南アジアでは唯一の内陸国です。
国土面積は日本のほぼ3分の2、ちょうど本州と同じくらいで、その90%は山地、丘陵、高地で占められる山がちの国です。
表現は適切でないかもしれませんが、インドネシア半島の中では最も発展の度合いが遅れている国といえましょう。
初日は日本航空で、タイのバンコクまで飛び、一泊後、タイ航空でラオスの首都ビエンチャンへ。
以後の周遊ルートは右図のように回りましたが、都市間の移動には殆どラオスの国内便(プロペラ機)を使いました。また、観光地への移動には細長いボートもよく利用しました。
穏やかに立ち並ぶ寺院、笑顔で素朴な暮らしを営む人々、早朝ともなると街のあちこちで托鉢をする僧侶の姿、ゆったりとしたメコンの流れ、などなど、日本での慌ただしい生活を忘れさせてくれた、のどかな11日間の旅でありました。
次ページ以降、枠のある写真はクリックすれば拡大できますので、適宜ご利用ください。
以下が旅程の概要です。
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日程 |
訪問都市 |
日 程 内 容 |
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1 |
成田 |
■ 午後、空路、タイの首都バンコクへ |
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2 |
バンコク ビエンチャン (バンビエン) ビエンチャン (泊) |
■ 朝食後、空路、ビエンチャンへ ■ 着後、「ラオスの桂林」と呼ばれている景勝地、バンビエンへ ■ 観光後、ビエンチャンに戻る |
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3 |
ビエンチャン ルアンプラバン(泊) |
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午前、空路、緑と川に囲まれた美しい古都、ルアンプラバンへ ■ 昼食後、ルアンプラバン市内観光(王宮博物館、ワット・マイ寺院など) ■ その後、モン族の村を観光し、ルアンプラバンに戻る |
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4 |
ルアンプラバン 滞在 |
■ 早朝、僧侶の托鉢風景を見学 ■ 朝食後、モザイクが有名なワット・シェントーン寺院を見学後、ボートでメコン川を渡り、ラオスで最も聖なる地といわれ、無数の仏像が安置されているタムティン洞窟を観光 ■ 途中、ラオスワインの製造で知られるのどかなサンハイ村に立ち寄る ■ 帰路、ワット・ビスンナラート(スイカ寺)と伝統的な織物の村バーンパノン村に立ち寄る |
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5 |
ルアンプラバン シェンクワン (泊) |
■ 午前、街全体が見渡せるプーシーの丘に登る ■ 途中、プーシー・マーケットおよびモン族のマーケットに立ち寄る ■ 昼食後、空路、シェンクワンへ ■ 着後、農業市場を見学 |
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6 |
シェンクワン ビエンチャン(泊) |
■ 朝食後、400もの石の壷が散らばる広大なジャール平原へ ■ 午後、空路、ビエンチャンに戻り、凱旋門を模して建てられたアーヌサワリーを見学 |
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7 |
ビエンチャン滞在 |
■ 午前、ビエンチャン市内観光。ユニークな仏像が並ぶブッタ公園と、1994年に完成したメコン川にかかる友好橋、庶民の生活が垣間見られるタラート(市場)を見学 ■ 午後、ラオス最大の祭り、タートルアン祭を見学 |
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8 |
ビエンチャン パクセー (泊) |
■ 朝食後、空路、ラオス南部、18世紀チャンパサック王国が誕生したパクセーへ ■ 着後、ワット・プー遺跡を観光 |
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9 |
パクセー (コーン島)
ムアンコーン(泊) |
■ 朝食後、メコン川に浮かぶ島々の最大のコーング島のムアンコーンへ ■ 途中、ボートに乗ってコーン島に渡り、精霊が住むといわれているソンパミットの滝を観光 ■ 午後、コーンの滝の中で最大かつ最も迫力のあるコーンパペンの滝へ |
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10 |
ムアンコーン (ウボンラチャタニ) バンコク (機中泊) |
■ 朝食後、日本の援助により2000年夏に開通したメコン川にかかる「ラオス・日本大橋」を渡り陸路ラオスの国境を越え、タイのウボンラチャタニへ ■ 途中、国境の村チョメックの自由市場、先史時代の岩絵が残るパーテムなどを見学 ■ 夜、空路、バンコクにて乗り継ぎ、帰国の途へ |
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11 |
成田 |
■ 朝、成田空港到着。通関後、家路へ |